香りと味わいにこだわる石臼挽き
  当社が、本に紹介されました。
今も変わらず同じ製法でそば粉を挽いています。
良質のそば粉を多くの皆様に・・・
それが、当社の願いです。

越前おろしそば文化 (著者:中山 重成)より抜粋致しました!

 

私と40年以上の付き合いで、 越前のそば振興に尽力されてきた方の一人に、 そば専門店の製粉会社を経営する橋詰傳三さんがいます。 大変に熱心な方で、昭和40年代、水稲農家がそは生産にのり出した越前そばの模索時代に、 県内の産地を回って、品質の高いそばづくりと生産拡大の啓発に力を注いでこられました。

橋詰さんの製粉工場では、30台の電動石臼が常にフル稼動で回っています。石臼の大きさは直径が約50センチほどで、福井市に隣接する美山町小和清水産のものを使っています。温度管理に注意を払い、粉にする直前までの保管用の低温倉庫から、室温コントロールの完備した製粉場と梱包スペース、配達用の保冷車まで、低温管理を徹底しています。倉庫では、そばの実の含水量が変化しないように湿度を調節し、常に15%〜16%の含水量に保たれたそばの実が、低温で眠った状態になっています。そば粉の注文を受けると、納品の指定時間にあわせて作業を始め、注文通りの粉に挽き、挽き上がるとそれをすぐに専用の保冷車でお店まで配達してくれます。

すべてがそば粉本意です。そば粉は我が子のようなもので、骨身を惜しまず子のために良いことはなんでもする、まるで親ばかとしか言いようがありません。極力そば粉が熱を持たないようにしているのとは裏腹に、自分たちのどんどん熱くなって、そばのために東奔西走しているのです。こういった製粉工場が、そばの品質や味わいなどを熱心に研究しながら、生産性のあがらない石臼でもそれに固執して頑張ってくれています。そのお陰で、そば屋もまたうまいそばづくりに、懸命に頑張ることができるのです。

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